鹿児島T様カワイCX31Sクリーニング
ご実家に置いてあった平成元年式のカワイCX31S、調律が平成12年が最後になってます。
解体して判ったのですが、低音部に非常に珍しいヒッチピン部分の駒割れを起こしています。
調律時に音が合わない・雑音・すぐ狂うとかの症状があったと思いますが、平成12年から今までの空白の時間で割れたのなら誰も判らなかったでしょうね。さてさて、如何にして修理することやら!!

大きな傷もなく磨けば新品みたいになるでしょう。 CX31S です。 平成12年4月が最終調律。

艶の無い塗面・真鍮のKAWAIロゴ。 ペダルは塗面剥がれ錆ですね。 鍵盤蓋上面に薄い傷。

パネルを外しました。 鍵盤を外し箱に保管します。 変色し始めたバランスピン。

フロントピンも黒くくすんでますね。 艶の無いチューニングピン。 ピアノを倒します。

底板を外しました。 底板のペダルパーツを外しました。 ペダルを機械で磨きます。

見違えるようになりましたね。 錆止めクリアー塗布します。 弦に錆が出ています。

サンドラバーでゴシゴシ磨いていると、発見しました。駒割れ・・・・・・・・・・・・・・。30数年この仕事してますが初めてです。

取り敢えず弦を外しました。 ペダル窓クロスが痛んでるので新品に貼り換えました。

将来の事を考え低音駒全部作り直します。 外装はポリッシャーで磨きます。 ピッカピカですね!!



木工所で同じものを作ってもらいました。 駒ピン穴と接地角度を測りノミで削ります。

駒ピン穴を開け、黒鉛を塗りピンを打ち込みました。 響板に乗せ減圧を測り接着しました。張弦終了。



バランスピンを磨きます。違いが分かるかな? フロントピンも一本ずつ丁寧に磨きます。



綺麗ですね。

弦溝を取り全体に形を整えるためファイリング(整形)します。 綺麗になりました。



ピアノを立てアクションを取り付けました。 調律は樺ちゃん。 鍵盤高さ・深さ調整。



レットオフ調整。 出荷前にウイッペンスティック(動きが悪い)発見、センターピンの交換をします。



赤いフェルトに合わせたピンを挿入。湿度管理には十分気を付けてくださいね。マフラーフェルトも新品に交換しました。


出来上がりです、新品みたいにきれいになりましたね。音も素晴らしく綺麗です。大切にお使いくださいね!!
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