鹿児島県財部町N様BL-31クリーニング
カワイのBL-31です。ご主人のご実家に長らく眠っていました。
お嬢さんが使用するという事でクリーニングしてお返しいたします。
随分と傷んでいるようですが如何なる事やら、作業をお楽しみください!!

KAWAI BL-31 高さ124cmの中型機種です。昭和52年と平成10年に2回の調律・・ちょっと空きすぎかな。

外装・鍵盤蓋と白っぽくなり艶がありません。KAWAIロゴ・ペダルも変色です。

妻土台が変ですね。後で外します。 パネル・アクションを外し鍵盤を箱に保管します。

鍵盤ブッシングクロスの虫食い。 鍵盤下の筬は埃だらけです。 バックレールクロスも虫食い。

バランスクロスも虫食いで変形してますね。 バランスピン・フロントピンも錆と変色。

ハンマーに錆の付いた弦溝。 ダンパーフェルトに虫食い。 弦が凄い錆です。

チューニングピンも錆。 ピアノを倒しました。

底板を外しました。 鉄製の妻土台は錆で穴が開いています。どうする??

底板のペダルパーツを外します。 外したペダルをグラインダーで磨きました。



脚の負荷がかかる場所ではないのでロウ付けという方法で穴をふさぎます。穴の裏側に鉄板をセット。



バーナーでハンダを乗せました。 更にもう一つの穴裏にも鉄板をセット。バーナーでハンダを乗せます。


上手い具合に穴がふさがりました。 余計なハンダをグラインダーで削り平らにします。



更に表面にパテ埋めをしてサンダーを掛けて表面を面一に削ります。

塗装します。 塗って乾かし数度繰り返します。

錆が酷いのでドリルにワイヤーブラシ付けて磨きます。この後サンドラバーで一本ずつ磨きます。

サンドラバー(石を固めたもの)で弦をゴシゴシと削り錆を落とします。

ポリッシャーで本体を磨きます。半分磨きました。全然違いますね。 綺麗になりましたね。

前土台です。ペダル窓クロスも経年劣化で傷んでます。 ポリッシャーで磨きます。


綺麗になったのでペダル窓クロスを剥がし新品クロスに貼り替えました。

妻土台の塗装です。磨いて塗装・磨いて塗装を繰り返します。 新品みたいになりました。

ポリッシャーで磨き仕上がりました。天井の模様が映ってます。 底板へペダルパーツ組み立て。

底板・脚を取り付けピアノを立てました。 錆びて穴が開いてた妻土台には見えません!!
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フロントピンを一本ずつ磨くと、手前と奥の違い判るかな?



バランスピンに錆取り剤を塗布して一本ずつ磨き上げると、ピッカピカになりましたね。

バックレールクロスを剥がし裏側を見ると、虫食いでボロボロです。 新品クロス。



全て貼替・交換しました。 鍵盤クロスを湯煎に掛け剥がします。

新品クロスを貼り駒で圧着接着します。 カットしてフロント終了。

次にバランスクロスです。 新品クロスを貼り駒で圧着接着後カットして終了。

ダンパーフェルトはダンパーレバーごと取外し、白いフェルト赤いアンダーフェルトを剥がします。

新品ライニングフェルト(アンダーフェルト)を寸法を合わせカットしてダンパーヘッドに貼り付けます。

新品ダンパーフェルト。 方に合わせてカットします。 こんな感じ。

ダンパーヘッドに接着し、ダンパーレバーをアクションにセット。 ハンマーを削って整えます。

綺麗に仕上がりました。 アクションを本体にセットしてタッチに関する調整始め!!

ナラシ定規と言われる鍵盤の高さを水平に見る道具を使い、数種類の丸いペーパーの出し入れで調整します。

アガキ定規は鍵盤の深さを10mmに揃えるための道具で数種類の丸いペーパーの出し入れで調整します。

調律します。 マフラーフェルトがしみて汚いので新品に貼り替えました。

上前板を洗剤で汚れを落としポリッシャーで磨きます。 鍵盤蓋、ロゴも綺麗ですね。

パネルを組み立て終了です。見違えるようになりました。大切に弾いてくださいね!!
タグ:クリーニング, ピアノオーバーホール・修理, 本日の作業
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